これは「線」をめぐる演劇。
家族を描く演劇。

／線を引くことを考えていました。“自分と他人”からはじまり、線はあらゆるところに存在しています。自然に成り立ったもの、人工的なもの、物理的ではないものを経て、そこにある意思や無意識。世界中に溢れている線について考えながら、この演劇を立ち上げたいと思いました。それがどうにかなり、家族のはなしになりそうです。家族のはなしをしたかったのかというとそうでもない気もしますが、線の向こうにいる自分の声を聞いているとどうも、“線”を巡る話であることは間違いなさそうです。／それを踏まえた上で、これは家族のはなしです。線が引かれれば、断絶されれば、時間の流れが違えば、言葉が変われば、どんな家族ができあがるのか。という興味がわいて、今からたのしみでもあります。これは家族と、家族以外のはなしです／